ひとりぼっちの王様
森の奥の小さな塔に、一人暮らしの仕立て屋が住んでいました。ある時「王様になりたい」という夢を抱いた彼は、自分で衣装を縫い上げて、王様になることを思いつきます。しかし、いくら見た目が立派になっても一人ぼっちは変わらない。そこで家来を見つけようと、窓の外を通り過ぎる動物たちに、次々と声をかけていきます。